私生活での活動と勤務先とを結びつけることに反対・2

ご意見はわかりました。

行動指針の件も、仰りたいことはわかったつもりです。でも、同意はしません。私は「日々の糧を得る」ことと私的な信条は切り離せるものだと思う。それを「矛盾」といったら、「たかが就職先」を決めるのに、いちいち自分の思想信条が問われることになる。そんなのは御免です。

違法行為はそれ自体を取り締まるべきで、inumashさんの仰る「極端な例」について私は、「被雇用者が何らかの違法行為に関わっていると知」ったなら、やるべきことは「通報」のみ、解雇や懲戒をすべきでないと主張します。現代日本でその不作為が「悪」とされるとしても、私はそれを「悪」だという社会の方を否定します。

私は、個人の私的な行いが、「たかが勤務先」に過ぎない組織の名誉に関わるという社会のありようこそを強く否定します。たしかに現在の日本の社会においては、決して業務として行ったのではない私的な反社会的行為も、勤務先の名誉を毀損するでしょう。しかしそれは、そういう社会がおかしい。世論がおかしい。そういうおかしさに目をつぶって、不当な名誉毀損を理由に組織が構成員の私的な行為を懲戒するなど、私は許容しない。

私が許容しなくても、日本の法は許容する、日本の世論は許容する。それは承知しています。しかし、ならば法を変え、世論を変えていきたい。現状を、私は全然支持していません。

法人と法人を構成する個人は切り離せないという主張が多数派でも、現状の社会倫理でも、私に対してその主張は説得力を持っていない。「何としても切り離すべきだ」と私はいいます。

これはかつての私の主張とは、いろいろ違っています。でも今は、こう考えています。

はてなハイクより転載)