私生活での活動と勤務先とを結びつけることに反対・1

inumash さんは「労働基準法および社会倫理に照らして妥当なものであるなら問題ない」とお考えですが、私は、こういうことを許す労働基準法も社会倫理も支持しない、という立場です。「現在の日本の社会」は許容しても、「私」は許容しない。

最初のはてブコメントで挙げた飲酒運転の事例は、飲酒運転で懲戒解雇という公務員によくある仕組みを想定しています。通勤時ならともかく、私生活での飲酒運転は勤務先と関係ないものとして扱うべきであり、それを関係あることにする社会倫理にも、関係あるといって懲戒することを許す現行法にも、私は深い憤りを感じています。

私生活での活動と勤務先とを結びつけること自体は「よし」としてしまうなら、曖昧な社会倫理とやらに依拠しなければ、個人の思想を生活基盤の側面から攻撃することを防げない。2014年現在では「ありえない」としても、いずれ再び「赤狩り」みたいなことが再現されるかもしれませんよね。

悪い手段を目的に拠らず封じることは大切。そして、悪い手段は、相手が使ってもこちらは使わないようにしなければならないと思う。

はてなハイクより転載)