メモする神経衰弱(仮)

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  1. 神経衰弱なのに記憶力はもはや関係ない!?
  2. 『メモする神経衰弱』の姉妹作品
  3. 「試作」ではなく「オマケ」の意味で(仮)

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『メモする神経衰弱』の姉妹作品です。

コンポーネントにメモ用紙が増えています。筆記具がパステルではなくボールペンです。カードが「ビンゴ用数字カード」ではなく「ひらがな50音カード」になっています。ケースがランチ用パックで、そこそこ大きいです。

神経衰弱なのですが、記憶力は正直、問題となりません。それってどういうこと? と思われた方! ぜひ、お手に取ってみてください。

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このゲームの面白味は、他人の意味不明なメモを見ることにある……ような気がします。

メモは全体に公開するルールなので、自分だけにわかるようなメモの取り方をしたいわけです。しかし、記憶力に自信があるなら、そもそもメモを取る必要もないわけであって、ヘタにメモを工夫すると、いつの間にか自分でもメモした内容がわからなくなってしまう。

日付と参加者名を記入してもらって保存しておくと、遊び仲間の個性がだんだん蓄積されていくのが楽しい……かも?

見た目が「とんでもなくチープ」で、「試作品にしか見えない」かもしれませんが、私にとっては、この作品はこれで完成です。(仮)がついていますが、じつはこの作品の方が後にできました。

ふつうは、考えを進めると、より洗練された作品になるものでしょう。『坊主ガチャ』も、当初はもっといろいろコンポーネントがありました。でも、チップも、得点ボードも、その他さまざまな複雑なルールも、「ない方がいい」という結論になり、シンプルな作品が完成しました。

ところが『メモする神経衰弱』は、せっかくゲームが最小の形にまとまったというのに、なぜかその先に再び要素の多い作品を生み出してしまいました。

正直、『メモする神経衰弱』の方が「出来」はいいと思います。が、「何コレ」感っていうんでしょうか、「プロなら絶対に作らない」感みたいな、そういう面白さという軸も、世の中にはありますよね。この作品は、そういう軸で評価してほしい。

見た目がアレなのは、内容を装飾でごまかさない意思表示です。「見た目の印象通り」のゲームです。「ひどい」とか、「つまらない」とは思ってません。私は「面白い」と思うので、売ります。

ただ……いや、これ以上、ぐだぐだいうのはやめます。ここまで読んで、興味を持ってくださった方! どうか、買ってください!